流星人間ゾーン ゾーンファミリーはシュウマイ好き!?

流星人間ゾーン第7話は「ゾーンファミリー危機一髪!」
今回の注目は監督になんと!クレージーキャッツ映画の多くを演出した
古沢憲吾監督が参加。独特の憲吾ワールド全開の回です。
流星人間ゾーンは東宝映像制作で東宝映画を支えた本編監督が演出するのも見所です。

家族旅行に出かけたゾーンファミリーをターゲットに定め、皆殺しを謀ろうとするガロガ一味。
そこで長女蛍を拉致し替え玉のガロガ星人を送り込む。
蛍以外の家族はすでに海岸沿いのホテルに到着し学校帰りの蛍の到着を待っている。で、ここで最初の笑いが…。家族は夕食前に腹ごしらえをしようと蛍が持ってくるはずのシュウマイを待っているという設定なのだ。折角海辺のホテルに家族旅行に来ているというのに……。余程シュウマイが気に入っているのだろうか?まぁ、ゾーンファミリーは宇宙人だからシュウマイの何かが彼らの食欲中枢になんらかの衝撃を与えたことは想像できなくもないが。その後の夕食シーンではシュウマイのことなど忘れたかのように豪華な海の幸に舌鼓を打つ家族たち。愉快なシーンではあった。
また、替え玉の蛍がファミリーたちを葬ろうとする作戦もなぜか間抜けな作戦でどう考えても笑いを誘っているとしか思えない。やはりクレージー映画を数多く撮った監督ならではの冴えなのでしょう。
ラストでは敵の手に落ちていた蛍とファミリーに協力する城タケルを敵のアジトで発見。このアジトが恐怖の宇宙人たちの根城とはとても思えないどこかの小屋の内部っぽい場所である。ここでのアクションシーンは短いカット割りでスピード感たっぷり。でも、なぜか城タケルがいつのまにかいない!クレージー映画でも前後の脈絡がない演出で植木等らを混乱させたという逸話を持つ監督。力技で最後まで持って行ってしまいました。第7話はゾーンファイターと怪獣の戦いより本編を楽しみたいですね。