流星人間ゾーンって結構深いな。

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日曜早朝5時半に放送中の「流星人間ゾーン」が結構面白くて録画してから見ております。制作は昭和48年、高度成長期が終焉を迎え、オイルショックが日本経済を直撃した頃。巷では小松左京の「日本沈没が」ベストセラーとなり、人々の間に未来への不安がよぎり始めた。そんな時期ですね。

物語は遥かかなたの宇宙で平和な日々を送っていた「ピースランド星」はガロガバラン星人の侵略によって壊滅してしまう。ピースランド星の人々は家族ごとに宇宙艇で脱出し宇宙の難民となる。そのうちのひと家族が地球に到着し、防人家と名乗り地球で暮らし始める。しかしガロガバラン星人の侵略の魔の手は地球へ。家族は地球と宇宙の平和のためにガロガバラン星人との戦いを決意、家族それぞれが力を発揮しながら戦い続ける。と、いったお話です。

制作が東宝なのでゲスト怪獣に「ゴジラ」「キングギドラなどが登場するお楽しみもたっぷり。今回は2週連続で「キングギドラ」との戦いでした。でも、何と言っても家族(祖父、父、母、長男、次男、長女)が力を合わせて戦う姿が印象的です。特に変身能力を持つ3兄弟が前線で戦い、長男は2段階変身で巨大ヒーロー「ゾーンファイター」に変身し、敵怪獣と激戦を繰り広げ、ファイターのピンチには等身大ヒーロに変身した次男と長女が飛行メカなどを駆使してファイターを助ける。祖父、父は主に作戦面を母はそんな家族のバックアップをする。特に祖父は「ゾーングレート」と呼ばれ(変身能力は無いみたいですが)家族全員から尊敬されているのが印象的です。
ファンの多い作品ですが、「絆」という言葉が再認識された今、この特撮テレビドラマはちょっと異色の存在として要チェックです。