「ウルトラマンサーガ」が意外といい出来でした。


写真は初代ゼットンさん。

昨日は4月1日、毎月1日は映画が1000円の日です。
という事で109名古屋で「ウルトラマンサーガ」を鑑賞です。
劇場版ウルトラマンは前作の「大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説THE MOVIE」以来。
正直前作があまり芳しい出来ではなかったので今回もあまり期待はしておりませんでした。
ところが、蓋をあけてみたら「あら、ビックリ!」なかなか良い出来ではありませんか。
都市破壊などがほとんどない前作に比べ凄く頑張っている感があります。
登場怪獣も「ゴメス」「グビラ」「アーストロン」など良い子のお供でやって来ている
昔の純真な少年たちをワクワクさせるにも十分なラインナップ。個人的にはウルトラシリーズ
中でもどちらかと言えばマイナー怪獣に分類される「グビラ」登場にググッと来ました。鼻先の
ドリルを回転させながら市街地を突進する姿が迫力たっぷり。しかもこれがキュートだからタマランです。
そしてかつて初代ウルトラマンを倒した最強怪獣「ゼットン」のスペシャルバージョンアップ版の
「ハイパーゼットン」がまたもやウルトラマンに立ちはだかります。
さてストーリーですが、まだ見てない方もあると思いますので、
なるべくネタばらしにならいよう少しばかり。

今作の舞台は本来ウルトラマンがいない平行宇宙の地球での物語。ある宇宙人の侵略に壊滅寸前の地球に
ダイナ、コスモス、ゼロが集結。少女ばかりの地球防衛隊と協力しながら地球の危機を救うというものです。
まぁ、図式は至極単純ですが、けっこういろいろ伏線も引かれたりして、そんなに単純でもないのです。
だから、年少の子供さんにはちょっと理解しにくいところもあるかもしれません。それでも私のとなりの
父子づれの小さなお子さんはノリノリだったので、いらぬ心配だったのかも。
今回の主役タイガ・ノゾム役のDAIGOもいい味を出していたと思います。

特撮に関してはCGがメインですが都市破壊などのシーンではミニチュアによる撮影がしっかりと継承されています。
ただ、ビルなどにはもっとウエザリングなどを施してリアル感をもう少し出してほしかったですね。あと、遠景も
はっきりと見え過ぎなのでスモークなどで画面に空気感をもっと増すべきだったのでは思いました。
でも、全体的には前作より迫力もあり十二分に楽しめる映像づくりでした。

最後にAKBのファンではありませんが地球防衛隊のリーダー役の秋元才加さんが男前だった。