「黒部の太陽」骨太な映画は潔い!

NHKBSで映画「黒部の太陽」が放送されました。
いや〜初めて見ましたが骨太の映画で実に良かったです。
私は20年程前に実際に黒四ダムに観光に行きその雄大さ、
また、よくこんな険しい所に作った物だと感心しておりました。

TVでの放送は実に33年振りとか、故石原裕次郎さんが大画面・大音量の
劇場で見て欲しいという意向からブルーレイなどの映像ソフト化もされていないそうです。
今回の放送は2時間20分程の短縮版で全長版は3時間を超す大作です。
当時、映画の実現にはかなり紆余曲折があったようでそれを題材にしても
ドラマが作れるのではないかと思います。
今夜の放送では主演の石原裕次郎さん、三船敏郎さんはもちろんのこと脇を固める俳優さんたちのどっしりと大地に根をおろしたような演技に感銘を受けました。やはり、太平洋戦争、終戦そして復興を自分たちで見つめ、成し遂げてきた人たちとはなにか身体の芯に流れるものが違うように感じました。

数年前にはフジテレビ開局50周年記念ドラマとして映像化されましたが、私は主演の「……」さんはミスキャストと思いつつ見ておりました。今回の映画版を見てみると「……」さんの演技と比べると石原裕次郎さん、三船敏郎さんの演技にはこの映画にかける情熱・執念を感じました。「……」さんはちょっと若かったんじゃないでしょうか。
思い入れも少なかったかもしれませんね。
でも、「……」さんの先輩の本木さんはいい俳優さんになっています。今後に期待です。
あぁ、話がちょっと脇道にそれてしまいました。

今後「黒部の太陽」の全長版が全国各地で特別上映される予定とか。
私の住む地方でも上映があれば石原裕次郎さんの意思通り大画面・大音量で体験したいと思います。