「タイタニック」久しぶりにミタ。

NHKBSで「タイタニック」を何年か振りで見ました。

 気持ちいいくらいの制作費の掛け方にやっぱり圧倒されます。
ドラマ部分は出会ったばかりの男女が恋に陥ち、悲劇的なクライマックスへと
突き進む。少々ステレオタイプ的と揶揄されたりもしていますが、
ドラマの舞台は20世紀初頭、今ほど男女の意識もスレていないでしょうし、
タイタニック船内という隔離された場所での恋、
あまり複雑なドラマを設定してはかえって興ざめしてしまうというものです。
だから、ドラマ部分はこれでいいんでしょうね。

それにしてももう15年近く経っているというのに特撮部分は今のレベルでもすばらしいですね。
実物大セットとデジタル合成、あと、ミニチュアワークもそれを
感じさせることのない丁寧な撮影がされています。
今、この映画が新作として公開されてもおそらく大ヒットするでしょうね。

ちなみにジェームスキャメロン監督の初監督作品「殺人魚フライングキラー」のプロデューサーが筑波久子さんという日本人女性で元女優。米国に渡ってから映画プロデューサーになった方です。
これは映画ファンの間では常識と言えるまめ知識。この女性がもし渡米していなければキャメロン監督の誕生もなかったかもしれませんね。