黒猫の夢をみた。

 夜、ベランダに黒猫が1匹。ガラス越しにこちらをじっと見ている。

なにをするでもない、ただただじっとこちらを凝視している。

不安に襲われた私はカーテンを閉め部屋の中央の椅子に座る。

と、その時カーテンがスッと開いた。

ベランダの黒猫が私をふたたび見つめるため

未知の力でカーテンを開けたのだろうか。

私は意を決しベランダを覗いた、するといつのまにか黒猫がもう1匹。

私の魂まで射抜くように4つの目が怪しく光る。

いい知れぬ恐怖にカーテンを一気に閉め部屋の中央に後ずさる私。

カーテンは今度は開かなかった。しかし、2匹の黒猫のどちらだろう

鍵の掛かっているガラス扉の存在を無視するかのように

1匹の黒猫が部屋の中に音もなく現れた。

と、まぁ、記憶はここまでなんですけど、こんな感じの夢でした。
黒いTシャツを着て寝たから見たのかな?
黒猫フィギュアのことを無意識に考えていたのかな?
でも、あまり気持ちいい夢ではないですよね。


(写真は『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』の人気キャラ黒猫さん)

モスラを呼ぶ小美人の仮面の下は…

モスラを見ると、小美人さんたちは
自分たちを解放させるために自分たちの
意思でモスラを呼ぶんですね。

で、モスラは二人を助ける為に、
ダムは破壊するわ、豪華客船は沈没させるわ、
渋谷は壊滅させるわ、東京タワーは倒すわ、
ニューカークシティもぶっ壊すわで、
とんでもないことの連続をもたらしたあげく、

最後は笑顔で「じゃぁ、さようなら」って
モスラに乗って去っていくという結末で、

小美人さんたち、実は凄い武闘派だったという
話だったんですね(笑)

「モスラ」(1961年版)は傑作ですよ。

日本映画Chで岩井俊二監督のマイリトル映画祭で「モスラ」を放映。

円谷英二特技監督と特撮スタッフが紡いだ仕事のベストワンと

言っても過言ではない傑作ですよ。

凝りに凝ったミニチュアワークにより再現された渋谷駅界隈は

当時の街並を知る上で現在では資料的価値があるとも称される

出来映え。

また、日本に向かう洋上のモスラの描写はリアルすぎます。

ドラマ部分は円谷監督の名コンビ本多猪四郎監督がファンタジックな

内容をきめ細かい演出で丁寧に描いています。

また、当時の日本映画には珍しい多チャンネル録音による

立体音響(現在ならドルビー上映といったところ)上映も

実施されまさに超大作作品だったのですね。

そして、なんとアメリカのコロンビア映画の配給により

全世界同時公開もされたという正に夢のような作品です。

もちろん先日他界された伊藤エミさんのザピーナッツの

見事な歌声も忘れることができません。

日本映画絶頂期の贅沢な1本と申せましょう。

「ザ・ピーナッツ」伊藤エミさんのご冥福をお祈りします。


先ほどのニュースで「ザ・ピーナッツ」の伊藤エミさんが

お亡くなりになっていたことを知りました。

怪獣映画ファンの私は「ザ・ピーナッツ」といえば

当然のことながら映画「モスラ」の小美人の「ザ・ピーナッツ」です。

同作はリアルタイムで見た事はありませんが、

時々開催される上映会などで劇場鑑賞経験はあります。

大画面に歌い踊る小美人の姿は怪獣映画、

いや日本映画の絶頂期を象徴する名シーンだと思います。

今もDVDを引っぱりだし、その場面を再生しながら

これを書いています。

また、「モスラ対ゴジラ」では

美しくハモる『卵をかえしてください』のセリフ。

なぜか時々頭の中で響くことがあります。

それほどの存在感がありました。

伊藤エミさんのご冥福を心より

お祈り申し上げます。