本放送から約1年アニマックスでの初見「まどかマギカ」を全編見終わりました。


なるほど評判通りの作品でしたね。約1年前タイトルだけで判断して見逃してしまった残念な私。魔法少女というマイルドな響きに隠された壮絶な戦いと欲望と犠牲の物語、しかもファンタジーではなくSF作品だったとは。当時録画環境が貧弱(VHSのみ2番組録画もなし)だったためどうしても見る事ができなかったことを改めて後悔しましたね。

魔法少女になるためキュウべえとの契約にすべての魔法少女→魔女化を阻止することを条件としたまどか。宇宙そのものを変革し時代を越え時空を超え魔女化する直前の魔法少女たちを救うために。
クレオパトラ卑弥呼ジャンヌダルク
のような魔法少女たちも登場していたが、ほむらとの最後?の別れが印象深い。
すべてを見渡す存在となったまどかはほむらの今までの行動と想いを理解しそれをほむらに伝える。ほむらはすべての時間と空間の中に閉じ込められてしまうまどかに何を感じていたのだろう、自分が救えなかったという後悔か友を失う絶望か。

変革された世界でまどかは家族の記憶に明確には残ってはいなかった。
が、まどかという響きはなつかしい記憶のカケラとなり家族の心に住み続けている。あまりに突き放されては見ているコチラが辛すぎる正直ホッとした。

まどかの存在をどうやら記憶にとどめているほむら。
新たな呪いに挑むその姿をまどかが支えているという暗示で物語は終焉を迎える。

最終回中盤まどかの言葉が想い出される。
「大丈夫きっと大丈夫、信じようよ、だって魔法少女はさ、夢と希望をかなえるのだから。いつかほむらちゃんとも会えるから」
 この世界ではないかもしれないけど、まどか、ほむら、家族、そして
仲間たちが出会えることを祈りたい。